壁の耐久性と安全性

 京都には、昔から大火がないと言われてきました。木造建築の多い京都では、内外とも壁を塗っていたこと、間仕切りまで荒壁が塗られており、火災の延焼を阻止していたものと思われます。
 これだけでなく、万一の火災では塗り壁が有毒ガスを発生させることはありません。
 火災での死亡事故のほとんどが煙害といわれています。有毒ガスがなければ、消火活動ももっと有効にできて大きな火事にならない筈です。

アレルギーとアトピーについて

<<アレルギー>>
アレルゲンなどの免疫反応
 人間の体内にウイルスや細菌などが侵入すると、その排除のための抗体をつくりだすことを免疫反応という。アレルギー体質といわれる人はこれが弱く、影響が人より敏感になっている。ジンマシンや花粉症の人が多く遺伝性。
 火災での死亡事故のほとんどが煙害といわれています。有毒ガスがなければ、消火活動ももっと有効にできて大きな火事にならない筈です。
<<アトピー>>
ギリシャ語で"奇妙な病気"
 アトピー性皮膚炎は、遺伝的なアレルギー体質に外的な刺激が加わって生じると考えられている。アトピー体質の人は皮膚が敏感で、温度の変化や食品、薬などに異常反応を起こす。 特に多いのは食物アレルギー・ダニアレルギーといわれている。現在、戦後の住環境や食生活の激変により、アトピー性皮膚炎は増加し続けている。

環境問題・左官と住環境

すきま風も実は日本人の味方だった・・・ (アレルギーフォーラム提供)
 日本の住宅様式が急変し、乾式壁やアルミサッシによる高気密で快適な住まいづくりが求められてきた。この結果、いろいろと問題が生じてきたのである。日本の家屋は、自然素材による壁や天井の木造家屋で、すきま風などによって自然に換気が行われていた。自然の暮らしは、気温の変化による肌への刺激で皮膚を鍛え、気道などの粘膜を丈夫にする。
建材に含まれる室内汚染物質   高気密による快適な住まいは、皮膚と粘膜の抵抗力を弱め、アレルギー疾患にかかりやすい体質をつくりだしている。
 このような事から、健康な住環境をつくりだすには、家の通気性を高めるしかない。高気密な住宅のなかでは、せめて壁は呼吸するもの、吸放湿性のあるものにするほか無いだろう。
 地球の温暖化は、世界中に災害をもたらしている。世界環境会議「京都議定書」による地球規模の対策が進んでいるが、我々にもこれに参加する義務がある。その一番の近道は、CO2の排出規制ではないだろうか。
左官は、左官の使用する資材そのものが「自然素材」であるため、資材の製造・運搬・廃棄の過程で他の建材に比べCO2の排出量が極端に低くなっている。

左官が社会に貢献している

 自然素材による健康壁(調湿効果)を提供し、火災や地震に強く、有毒ガスを発生させない・・・・冷暖房効果が良く、省エネ・省資源である。左官の壁は呼吸するから、室内空気を汚さないほか左官材料はリサイクルできるので環境にも優しい。

珪藻土と、その特性

 近代社会になるほどエスカレートする化学物質の汚染問題。アトピーやアレルギーなどを助長する住環境のなかで、ダニやカビの発生を防止する素材が珪藻土なのです。この素材の多孔質性から、調湿・防露・保温・脱臭性などの機能に優れているため、「健康」「珪藻土」はいまや同じ言葉として取り扱われている。
珪藻土とは・・・・?
 植物性プランクトンが海底に沈積したもの(約3000万年前)微細で超多孔質のため表面積が非常に大きい。多孔質であるため吸放湿性に優れた素材である。